- 『読書をしても身になってる実感がない』
- 『インプットのコツが知りたい』
読書をしてるとそんな悩みが浮かびます。
自分自身、読書をより有意義にしたいと思い、読書やインプットに関する本をまとめて聴きました。
聴いた冊数は今のところ20冊ほど。
(audible定額聴き放題+記事にする目的もあったため多め)
この記事ではその中で根本的に重要だと思った8つのポイントをまとめました。
根本的というのは枝葉的テクニックというより原理原則という意味合いで、本/電子/オーディオブック共通した内容になります。
そして、それらのポイントに適っている方法が読書ノート/読書メモです。
特に目新しさはないかもしれませんが、インプットのコツを点検したら改めて最適な方法だと思い至りました。
もちろん、書籍でも読書メモはよく推奨されてます。
以下、8つのポイントを簡単に説明していきますが、それがほぼそのまま『読書ノートがインプットに最適な理由』になってます。
※ この記事で対象としてるのは主に実用書やビジネス書です。
※ 視聴した書籍は記事下部に記載。
読書 × インプットで根本的に重要な8つのポイント
原則的な事柄は当たり前に感じやすいかもしれませんが、結局一番手堅い方法だと思います。
まず何より『読んだだけで満足する読書』は止める
早速当たり前の話ですが、そんな読書になってることも少なくないはず。
一通り読み終えた。でも本の内容を聞かれても何も答えられない…。
まずはこういうザル読みを止める。意識を次のように変えることが大事だと再認識しました。
- インプットは量よりも質
- インプットのためには、むしろアウトプットを重視
- 『理解する』ということは『実践できる/自分が変わる』ということ
インプットに関する本をまとめて読み、読書に対する意識が『学習/実践』に切り替わったのが本当に大きかったです。
アウトプット前提で読み、実際にアウトプットする
『講義を通して一番知識が身につきやすいのは講師自身』という説は説得力があります。
- アウトプット前提で読むことで、より能動的に本に向き合える
- アウトプットする過程で情報を咀嚼することで理解が深まる
- アウトプットする際/アウトプット後に反芻することで記憶に定着する
アウトプットには『書く』の他にも『話す、教える、実践する』など色々あります。
読書ノートを始めて改めて気づいたのが『書く』=『考える』ということ。
本の要点をそのままピックアップするだけでも、結構考えないといけなく、その効果が大きい気がします。
反対に『読む』は考えなくてもできるので、それが『ザル読み』に繋がる一つの要因かもしれません。
『全部読む』は止めて、情報を取捨選択する
『本は最初から最後まで全部しっかり読むもの』という固定観念を持ってる方も少なくないと思います。
しかし、本の内容を全てインプットするのは難しく、多くの場合その必要もありません。
『満遍なく』は『漫然となんとなく』になりがち。大事なのは選択と集中。
情報は取捨選択して重要なところを重点的にインプットする。それ以外は拾い読みだけで済ませたり、読み飛ばす。
そういったスタンスの方が効率的で効果的です。
『インプット大全(樺沢紫苑 著)』の『1冊の本からまずは3つの気づきを得るだけで十分』という指摘は新鮮で印象的でした。
アプローチの仕方は『広く浅く』から『狭く深く』
取捨選択の精度を上げるには一定量の本に当たった方が望ましいです。
しかし、やはり多くの場合、全部しっかり読む必要はありません。
まずは複数の本に広く浅く目を通し、その中から重要な本/箇所をピックアップして、狭く深く読み込む、というアプローチが有効です。
多読と精読を使い分けるイメージ。
ちなみに『速読』に関しては、全体をスキャンする方法として有効というのが近年の主流の考え方のようです。自分も以前速読をかじった事があり、この考え方は納得です。
インプット/アウトプットは 『実際に使う』か『後で使えるようにする』
知識はすぐ取り入れられるものとすぐには実践できないものがあります。覚えておくのがベストですが中々難しいです。
そこで重要になるのは、情報を後から何度も見返せる/すぐに参照できるようにしておくこと。
方法は色々あります。
- 本に付箋を貼り、メモを書き残す
- Evernoteなどのアプリにメモをする
- ブログ/動画などでレビューを公開する
Evernoteは情報を一箇所にまとめられ、どこでも参照でき、検索性が優れているので自分としては紙のノートより便利だと思います。
具体的な目的を持って読む
例えば、プログラミングの入門書も具体的に作りたいものがあるかないかで全く異なる読書になります。
- 目的があった方がモチベーションや集中力が上がりやすい
- 必要な知識が明確なので情報を取捨選択しやすい
- 読書後、実践することで身につきやすい
本を読む前に『読む目的』を明確にすることでインプットの質も上がりやすくなります。
知識は『抽象化』することで汎用性の高い知恵になる
これは一般的にどのくらい浸透してる考え方かわかりませんが、すごく重要だと思います。
例えば、マーケティングの知識もマーケティングの仕事にしか使えないわけでありません。
今パッと浮かんだ例では、『ブスのマーケティング戦略(田村麻美 著)』。インパクトのあるタイトルで、読み物としても面白いです。
この著者はマーケティングの知識を自分事に置き換えて恋愛というフィールドで流用してます。
他にも、『読書を仕事につなげる技術(山口周 著)』では一見実務とは無縁な現代思想のエッセンスをビジネスの現場で活用した例が紹介されてます。
ある知識をインプットする時、その知識の本質的要素は何か?他の分野でも応用できないか?という視点を持っておくことが大事です。
同一テーマはまとめて集中して読む
よく挙げられる方法だと思いますが、本当に効果が高いと実感します。
効用は色々挙げられます。
- 短期間で繰り返しインプットした方が覚えやすい
- 同じトピックを別の視点から解説されていて、理解しやすい
- 共通項から重要なポイントが分かる
- 異なった意見もインプットすることで、偏った思考になりにくい
- 『思考の襞(ひだ)』ができて、『内的対話』が起こりやすい。
最後は自分の造語なんですが、説明すると、
【初見の知識は脳内がツルツルの状態でそのまま吸収するイメージ。その知識が一つの『襞』になり、本を読むごとに襞は増加。新しい知識が今度はその襞に引っかかって、『ある本ではこう言ってたけど、この本ではこう言ってる。自分はこう思う』のような『内的対話』が生まれやすくなる。そして、そういった内的対話が活発になればなるほど、そのジャンルの知識が自分のものになってくる】
という感じです。
あと、読めば読むほどシンプルにより面白くなってきます。
今回読書に関する本を20冊以上聴きましたが、『他の本ではどんな切り口でどう言ってるんだろう?』とより興味が湧くようになりました。
書評・読者レビューをたくさん読む
amazonやブログ、snsのレビューは『本を選ぶための手段』というイメージがあるかもしれません。
しかし、これも『同一テーマはまとめて集中して読む』と同様の効果が見込めます。
自分は主に次のような流れで聴くようにしてます。
レビューを読む→1回目の読書→レビューを読む→2回目の読書→レビューを読む
負担なく2回視聴できるのは、本当に『ながら聴き』ができるaudibleのおかげです。
この『書評・読者のレビューを読む』は意外とどの読書術の本でも触れられてる記憶がありません。
なので書籍から得た知識ではないんですが、『同一テーマはまとめて読む』と同等の方法としてお勧めです。
インプットに最適な読書法:読書ノートをつける
読書ノートは上記のポイントに適ってる方法だと伝わるかと思います。
- 『読んだだけで終わり』の読書にならない
- アウトプット前提の読書になり、書くという形で実際にアウトプットする
- 情報を取捨選択する視点で読む意識が高まり、実際に書く中で取捨選択する
- 知識をまとめ直すことで理解が深まり、記憶しやすくなる
- すぐに使わない知識も、ストックとして後で参照できる
- 本を読む理由を書き出すことで目的が明確になる
- 本の内容に他『抽象化・自分事化したアイディア』など自分なりの考えも書く
ポイントを抑えていれば、メモは紙でもアプリでもいいし、読書ノート以外でもいいと思います。
どんな形でもただ読むだけより負担はグッと増しますし、続けられる範囲/続けやすい方法で習慣化できるのが一番です。
本の著者は『付箋+ページに直書きメモ』を取り入れてる方が多かった印象です。
自分の場合、そもそもオーディオブックという前提ですが、本、電子でも最終的にevernote的なアプリにまとめるのがベターだと感じます。
自分なりのポイントを挙げると、
- 特に見返しやすさを重視。文章は要点だけ箇条書きにする。長くなる場合は『見出し+内容』の形にする。
- 特に重要な内容・取り入れたい要素は別途『todo/check list』の形でまとめる。
- 1回目はメモもしつつ通して視聴(別の作業などの間に、ながら聴き)。
2回目は都度内容を拾って文章を打ちつつ視聴(ながら聴きせず集中して視聴。全部を丁寧に聞かず、倍速再生やスキップ、ブックマークを利用)
視聴回数、メモの文字数などはもちろんケースバイケースになります。
あとがき
読書・インプットに関する本を色々聴いて、本質的に重要だと思ったポイントをまとめました。
ここ数年、電子書籍やオーディオブックが広まり、定額読み放題・聴き放題が主流になってきてます。
そういった定額プランだと気軽に数をこなせる反面、『ザル読み・ザル聴き』になりやすい傾向がある気がします。
そんな中、インプットの仕方を考えることもより重要になっているのではないかと思います。
自分自身、audible聴き放題で読書習慣が復活したことをキッカケに、改めて読書方法について考えてみました。
参考にした本
この記事では(記事の主旨と文章量の面で)触れませんでしたが、書籍では全体的に具体的な根拠や事例、テクニックなども解説されてます。
▼ 視聴した『audible』定額聴き放題対象作品。
『学び効率が最大化するインプット大全』樺沢紫苑
『学びを結果に変えるアウトプット大全』樺沢紫苑
『知識を操る超読書術』DaiGo
『読書を仕事につなげる技術』山口周
『レバレッジ・リーディング』 本田直之
『僕らが毎日やっている最強の読み方』池上彰/佐藤優
『読書の技法』佐藤優
『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書』西岡壱誠
『読書力』齋藤孝
『「読む」だけで終わりにしない読書術』本要約チャンネル
『現代病「集中できない」を知力に変える 読む力 最新スキル大全』佐々木俊尚
『精神科医が教える 良質読書』名越康文
『原尻淳一ライブトーク』原尻淳一
『読書という荒野』見城徹
『官僚に学ぶ仕事術』久保田崇
『ものの見方が変わるシン・読書術』渡邊康弘
『エジソン脳をつくる「脳活」読書術』西田文郎
『39歳からのシン教養』成毛眞
『頭は「本の読み方」で磨かれる』茂木健一郎
『本の「使い方」』出口治明
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